75 皇太子冊立ノ詔勅 明治天皇(第百二十二代)

皇太子こうたいし冊立さくりつ詔勅しょうちょく(明治二十二年十一月三日 官報

【謹譯】ちん祖宗そそう遺範いはんしたがヒ、嘉仁よしひと親王しんのうテテ皇太子こうたいしス。こここれ公布こうふシテあまね知悉ちしつセシム。

【字句謹解】◯遺範 後世にのこされた規定 ◯嘉仁親王 大正たいしょう天皇御事おんこと明治めいじ天皇の第三皇子おうじにましまし、御母おんはは柳原やなぎわら愛子なるこ(一條美子)であられた ◯公布 一般に發布はっぷする ◯周ク知悉セシム 國民こくみん一般にもれなく知らせる。

【大意謹述】ちん御先祖ごせんぞが後世にのこされた規定にしたがつて、今囘こんかい嘉仁よしひと親王皇太子こうたいしと立てることに決定した。ここにこのよし公布こうふし、國民こくみんの全部に知らせる。