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48-1 義勇兵ニ關スル詔勅 明治天皇(第百二十二代)

義勇兵ぎゆうへいかんスル詔勅しょうちょく(第一段)(明治二十七年八月八日 官報

【謹譯】ちん祖宗そそう威靈いれい臣民しんみん協同きょうどうトニリ、忠勇ちゅうゆうナル陸海軍りくかいぐんちからもちヰ、くに稜威みいづ光榮こうえいトヲまったセムコトヲス。

【字句謹解】◯祖宗ノ威靈 御先祖天皇代々よ よ御靈みたまのこと、威嚴いげんのことで御靈みたまの形容 ◯國ノ稜威 稜威みいづは皇室の御威力ごいりょくの意、「くにノ」とあるから、この場合は皇室を中心とした我が日本の國勢こくせいのことにかいせられる。

〔注意〕義勇兵ぎゆうへいかんしては、前に謹述きんじゅつした、『嘉彰よしあきら親王しんのう征討せいとう總督そうとくにんスルノ勅語ちょくご』(明治七年三月一日)の中に「沿道えんどう諸縣しょけん士民しみん召募しょうぼ編制へんせいまたよろし便宜べんぎことしたがフヘシ」とあるが、徵兵制ちょうへいせい發布はっぷ以後、國民皆兵かいへいじつおおいあがり、日淸にっしん戰爭せんそう時代にはその必要がなくなつたのである。

【大意謹述】ちん代々よ よ天皇御威靈み た まと、全國臣民しんみんが力を合はせることとにり、忠義ちゅうぎに厚く、つ勇敢な陸海軍の武力を用ゐ、日本の國威こくい名譽めいよとを完全に發揮はっきしようと考へる。