35 五位以上の高年者朝會に預らざるの制 嵯峨天皇(第五十二代)

以上いじょう高年者こうねんしゃ朝會ちょうかいあずからざるのせい(弘仁十三年二月 類聚國史)

五位已上高年者不預朝會。但賜節祿而已。

【謹譯】五已上いじょう高年者こうねんしゃ朝會ちょうかいあずからず。ただ節祿せつろくたまふのみ。

【字句謹解】◯已上 以上と同じ ◯朝會 朝廷に出仕しゅっしし、あつまる事 ◯預らず 關係かんけいしない。出席しなくともよろしい ◯節祿 一定の位におうじたたまはりもの。

【大意謹述】五位以上の位にある高齢者は、朝廷に出仕しゅっしする必要がなく、それらに關係かんけいせずとも差支さしつかえはない。が、祿米ろくまいだけは受けてよろしい。

【備考】老人をいたはり、いつくし大御心おおみこころから、かくおおいだされたものと拜察はいさつする。