大日本詔勅謹解5 政治經濟篇

70 帝都復興ヲ懌ヒ給ヘル勅語 今上陛下(第百二十四代)

帝都ていと復興ふっこうヲ懌よろこヒ給たまヘル勅語ちょくご(昭和五年三月二十六日 官報) 【謹譯】帝都ていと復興ふっこうノ事業じぎょうハ、官民かんみん協同きょうどうノ努力どりょくニ賴よリ、歲月さいげつノ短みじかキ、克よク此こノ偉績いせきヲ效い…

69 攝政ヲ置クノ詔書 大正天皇(第百二十三代)

攝政せっしょうヲ置おクノ詔書しょうしょ(大正十年十一月二十五日 官報) 【謹譯】朕ちん久ひさしキニ亙わたル疾患しっかんニ由よリ、大政たいせいヲ親みずかラスルコト能あたハサルヲ以もっテ、皇族こうぞく會議かいぎ及およヒ樞密すうみつ顧問こもんノ議…

68 濟生會設立ニツイテ桂首相ヘノ詔 明治天皇(第百二十二代)

濟生會さいせいかい設立せつりつニツイテ桂かつら首相しゅしょうヘノ詔みことのり 明治四十四年二月一日 官報) 【謹譯】朕ちん惟おもフニ、世局せいきょくノ大勢たいせいニ隨したがヒ、國運こくうんノ伸張しんちょうヲ要ようスルコト方まさニ急きゅうニシテ…

67 大逆事件ニ際シ閣臣ヲ留任セシムルノ勅語 明治天皇(第百二十二代)

大逆たいぎゃく事件じけんニ際さいシ閣臣かくしんヲ留任りゅうにんセシムルノ勅語ちょくご(明治四十四年一月十八日 官報) 【謹譯】今囘こんかいノ事件じけんハ、世間せけんノ變遷へんせんニ伴ともなっテ起おこル餘弊よへいニシテ、內閣ないかくノ施政しせ…

66 朝鮮ニ下シ給ヘル大赦及租稅減免ノ詔書 明治天皇(第百二十二代)

朝鮮ちょうせんニ下くだシ給たまヘル大赦たいしゃ及および租稅そぜい減免げんめんノ詔書しょうしょ(明治四十三年八月二十九日 官報) 【謹譯】朕ちん惟おもフニ、統治とうちノ大權たいけんニ由よリ、始はじめテ治化ち かヲ朝鮮ちょうせんニ施しクハ、朕ちん…

65 李王冊立ノ詔書 明治天皇(第百二十二代)

李王りおう冊立さくりつノ詔書しょうしょ(明治四十三年八月二十九日 官報) 【謹譯】朕ちん、天壤てんじょう無窮むきゅうノ丕基ひ きヲ弘ひろクシ、國家こっか非常ひじょうノ禮數れいすうヲ備そなヘムト欲ほっシ、前ぜん韓國かんこく皇帝こうていヲ冊さくシ…

64 宮內官吏ヲ訓諭シ給ヘル勅語 明治天皇(第百二十二代)

宮內くない官吏かんりヲ訓諭くんゆシ給たまヘル勅語ちょくご(明治四十一年十二月十八日) 【謹譯】 朕ちん曩日のうじつ、詔みことのりヲ下くだシ、臣民しんみんノ嚮むかフ所ところヲ知しラシム。今いまヤ國運こくうんノ趨勢すうせいニ從したがヒ、宮廷きゅ…

63 第十九帝國議會開院式ノ勅語 明治天皇(第百二十二代)

第だい十九帝國ていこく議會ぎかい開院式かいいんしきノ勅語ちょくご(明治三十六年十二月十日 官報) 【謹譯】 朕ちん、茲ここニ帝國ていこく議會ぎかい開院かいいんノ式しきヲ行おこなヒ、貴族院きぞくいん及およヒ衆議院しゅうぎいんノ各員かくいんニ告つ…

62 重要法案ニツイテ貴族院ニ下シ給ヘル勅語 明治天皇(第百二十二代)

重要じゅうよう法案ほあんニツイテ貴族院きぞくいんニ下くだシ給たまヘル勅語ちょくご(明治三十四年三月二日 官報) 【謹譯】 朕ちん、中外ちゅうがいノ形勢けいせいニ視みテ、深ふかク時局じきょくノ艱かんナルヲ憂うれフ。今いまニ於おいテ必要ひつようノ…

61 臺灣統治ニ就テ乃木希典ニ賜ヘル勅語 明治天皇(第百二十二代)

臺灣たいわん統治とうちニ就ついテ乃木の ぎ希典まれすけニ賜たまヘル勅語ちょくご(明治三十年八月二日 官報) 【謹譯】臺灣たいわん諸島しょとう、朕ちんカ版圖はんとニ歸きセシヨリ日ひ尙なお淺あさク、新附しんぷノ民たみ未いまタ或あるいハ其その堵とニ…

60 衆議院ノ製艦費補足廢止ニ關スル奏請ニ報セラレシ勅語 明治天皇(第百二十二代)

衆議院しゅうぎいんノ製艦費せいかんひ補足ほそく廢止はいしニ關かんスル奏請そうせいニ報ほうセラレシ勅語ちょくご(明治三十年三月三十日 官報) 【謹譯】 朕ちん、曩さきニ國家こっか軍防ぐんぼうノ事こと一日じつモ緩ゆるクスヘカラサルヲ惟おもヒ、內帑…

59 第七臨時帝國議會開院式ノ勅語 明治天皇(第百二十二代)

第だい七臨時りんじ帝國ていこく議會ぎかい開院式かいいんしきノ勅語ちょくご(明治二十七年十月十八日 官報) 【謹譯】 朕ちん、貴族院きぞくいん及およヒ衆議院しゅうぎいんノ各員かくいんニ告つク。 朕ちん、茲ここニ臨時りんじ帝國ていこく議會ぎかいヲ…

58 第一帝國議會開院式ノ勅語 明治天皇(第百二十二代)

第だい一帝國ていこく議會ぎかい開院式かいいんしきノ勅語ちょくご(明治二十三年十一月二十九日 官報) 【謹譯】 朕ちん、貴族院きぞくいん及およヒ衆議院しゅうぎいんノ各員かくいんニ告つク。 朕ちん、卽位そくい以來いらい二十年間ねんかんノ經始けいし…

57-3 大日本帝國憲法發布ノ詔勅 明治天皇(第百二十二代)

大日本だいにっぽん帝國ていこく憲法けんぽう發布はっぷノ詔勅しょうちょく(第三段)(明治二十二年二月十一日) 【謹譯】將來しょうらい若もシ此こノ憲法けんぽうノ或あル條章じょうしょうヲ改定かいていスルノ必要ひつようナル時宜じ ぎヲ見みルニ至いた…

57-2 大日本帝國憲法發布ノ詔勅 明治天皇(第百二十二代)

大日本だいにっぽん帝國ていこく憲法けんぽう發布はっぷノ詔勅しょうちょく(第二段)(明治二十二年二月十一日) 【謹譯】國家こっか統治とうちノ大權たいけんハ、朕ちんカ之これヲ祖宗そそうニ承うケテ、之これヲ子孫しそんニ傳つたフル所ところナリ。朕ち…

57-1 大日本帝國憲法發布ノ詔勅 明治天皇(第百二十二代)

大日本だいにっぽん帝國ていこく憲法けんぽう發布はっぷノ詔勅しょうちょく(第一段)(明治二十二年二月十一日 官報) 【謹譯】朕ちん、祖宗そそうノ遺烈いれつヲ承うケ、萬世ばんせい一系けいノ帝位ていいヲ踐ふミ、朕ちんカ親愛しんあいスル所ところノ臣…

56 皇室典範制定ノ詔勅 明治天皇(第百二十二代)

皇室こうしつ典範てんぱん制定せいていノ詔勅しょうちょく(明治二十二年二月十一日) 【謹譯】天佑てんゆうヲ享有きょうゆうシタル我わカ日本にっぽん帝國ていこくノ寶祚ほうそハ、萬世ばんせい一系けい、歷代れきだい繼承けいしょうシ、以もっテ朕ちんカ躬…

55 內閣組織改定ノ詔勅 明治天皇(第百二十二代)

內閣ないかく組織そしき改定かいていノ詔勅しょうちょく(明治十八年十二月二十三日 官報) 【謹譯】朕ちん惟おもフニ、經國けいこくノ要ようハ、官かん其そノ制せいヲ定さだメテ機關きかん各おのおの其そノ所ところヲ得うルニ在あリ。內閣ないかくハ萬機ば…

54 立憲制度調査ノ爲メ伊藤博文ヲ歐洲ニ派遣シ給フ勅語 明治天皇(第百二十二代)

立憲りっけん制度せいど調査ちょうさノ爲たメ伊藤いとう博文ひろぶみヲ歐洲おうしゅうニ派遣はけんシ給たまフ勅語ちょくご(明治十五年三月 法規分類大全) 【謹譯】朕ちん、明治めいじ十四年ねん十月がつ十二日にちノ詔旨しょうしヲ履ふミ、立憲りっけんノ…

53-3 國會開設ノ勅語 明治天皇(第百二十二代)

國會こっかい開設かいせつノ勅語ちょくご(第三段)(明治十四年十月十二日 三條實美公年譜) 【謹譯】朕ちん惟おもフニ、人心じんしん進すすムニ偏へんシテ、時會じかい速すみやかナルヲ競きそフ。浮言ふげん相あい動うごカシ、竟ついニ大計たいけいヲ遺わ…

53-2 國會開設ノ勅語 明治天皇(第百二十二代)

國會こっかい開設かいせつノ勅語ちょくご(第二段)(明治十四年十月十二日 三條實美公年譜) 【謹譯】顧かえりミルニ立國りっこくノ體たい、國くに各おのおの宜よろしキヲ殊ことニス。非常ひじょうノ事業じぎょう、實じつニ輕擧けいきょニ便べんナラス。我…

53-1 國會開設ノ勅語 明治天皇(第百二十二代)

國會こっかい開設かいせつノ勅語ちょくご(第一段)(明治十四年十月十二日 三條實美公年譜) 【謹譯】朕ちん、祖宗そそう二千五百有ゆう餘よ年ねんノ鴻緒こうちょヲ嗣つキ、中古ちゅうこ紐ひもヲ解とクノ乾綱けんこうヲ振張しんちょうシ、大政たいせいノ統…

52 財政緊縮ニツイテノ勅語 明治天皇(第百二十二代)

財政ざいせい緊縮きんしゅくニツイテノ勅語ちょくご(明治十三年五月 岩倉公實記) 【謹譯】朕ちん惟おもフニ、明治めいじ初年しょねん以來いらい、國用こくよう多事た じナルヲ以もっテ、會計かいけい困難こんなんヲ生しょうシ、遂ついニ十三年ねんノ今日こ…

51 元老院・大審院ヲ設置シ地方官ヲ召集スルノ勅語 明治天皇(第百二十二代)

元老院げんろういん・大審院たいしんいんヲ設置せっちシ地方官ちほうかんヲ召集しょうしゅうスルノ勅語ちょくご(明治八年四月十四日 太政官日誌) 【謹譯】朕ちん、卽位そくいノ初はじめ、首しゅトシテ群臣ぐんしんヲ會かいシ、五事じヲ以もっテ神明しんめ…

50 議院憲法ヲ地方長官ニ頒示セラレシ時ノ勅語 明治天皇(第百二十二代)

議院ぎいん憲法けんぽうヲ地方長官ちほうちょうかんニ頒示はんじセラレシ時ときノ勅語ちょくご(明治七年五月二日 太政官日誌) 【謹譯】朕ちん、踐祚せんそノ初はじめ神明しんめいニ誓ちかヒシ旨意し いニ基もとづキ、漸次ぜんじニ之これヲ擴充かくじゅうシ…

49 地租改正ノ勅語 明治天皇(第百二十二代)

地租ち そ改正かいせいノ勅語ちょくご(明治六年七月二十八日 太政官日誌) 【謹譯】朕ちん惟おもフニ、租稅そぜいハ國くにノ大事だいじ、人民じんみん休戚きゅうせきノ係かかル所ところナリ。從前じゅうぜん其そノ法ほう一ナラス、寬苛かんか輕重けいちょう…

48 三條實美ニ國費節約ヲ仰セラレシ勅諭 明治天皇(第百二十二代)

三條じょう實美さねとみニ國費こくひ節約せつやくヲ仰おおセラレシ勅諭ちょくゆ(明治六年五月 太政官日誌) 【謹譯】朕ちん、前日ぜんじつ囘祿かいろくノ災わざわいニ遭あヒ、宮殿きゅうでん之これカ爲ためニ蕩盡とうじんスト雖いえどモ、今いまヤ國用こく…

47 琉球藩王ヲ封スルノ勅語 明治天皇(第百二十二代)

琉球りゅうきゅう藩王はんおうヲ封ほうスルノ勅語ちょくご(明治五年九月十四日 太政官日誌) 【謹譯】朕ちん、上天じょうてんノ景命けいめいニ膺あたリ、萬世ばんせい一系けいノ帝祚ていそヲ紹つキ、奄はるかニ四海かいヲ有たもチ、八荒こうニ君臨くんりん…

46 廢藩置縣斷行ノ勅語 明治天皇(第百二十二代)

廢藩はいはん置縣ちけん斷行だんこうノ勅語ちょくご(明治四年七月十四日 太政官日誌) 【謹譯】朕ちん惟おもフニ、更始こうしノ時ときニ際さいシ、內うち以もっテ億兆おくちょうヲ保安ほあんシ、外そと以もっテ萬國ばんこくト對峙たいじセント欲ほっセハ、…

45 新律綱領頒布ノ勅語 明治天皇(第百二十二代)

新律しんりつ綱領こうりょう頒布はんぷノ勅語ちょくご(明治三年十二月二十日 法規分類大全) 【謹譯】朕ちん、刑部ぎょうぶニ勅みことのりシテ律書りっしょヲ改撰かいせんセシム。乃すなわチ綱領こうりょう六卷かんヲ奏進そうしんス。朕ちん、在廷ざいてい…

44 贋金處分ノ困難ニ就テ諮問シ給ヘル勅語 明治天皇(第百二十二代)

贋金がんきん處分しょぶんノ困難こんなんニ就ついテ諮問しもんシ給たまヘル勅語ちょくご(明治二年九月二日 法規分類大全) 【謹譯】贋金がんきん天下てんかニ蔓延まんえんス。屢しばしば嚴禁げんきんアレトモ、未いまタ之これニ處しょスル方ほうヲ得えス。…

43 刑律ヲ改撰セシメ給ヘル時ノ詔 明治天皇(第百二十二代)

刑律けいりつヲ改撰かいせんセシメ給たまヘル時ときの詔みことのり(明治二年九月 法規分類大全) 【謹譯】我わが大八洲おおやしまノ國體こくたいヲ創立そうりつスル、邃古すいこハ措おいテ論ろんセス。神武じんむ天皇てんのう以降いこう二千年ねん、寬恕か…

42 王政復古の功臣に賜はりし勅語 明治天皇(第百二十二代)

王政おうせい復古ふっこの功臣こうしんに賜たまはりし勅語ちょくご(明治二年九月) 朕惟、皇道復古、朝憲維新、一資汝有衆之力。朕切嘉奬之、乃頒賜以酬有功。汝有衆勖哉。 【謹譯】朕ちん惟おもふに、皇道こうどうの復古ふっこ・朝憲ちょうけんの維新いし…

41 鍋島直正ニ蝦夷開拓督務ヲ命シ給ヘル詔 明治天皇(第百二十二代)

鍋島なべしま直正なおまさニ蝦夷え ぞ開拓かいたく督務とくむヲ命めいシ給たまヘル詔みことのり(明治二年六月 法規分類大全) 【謹譯】蝦夷え ぞ開拓かいたくハ、皇威こうい隆替りゅうたいニ關かんスル所ところ、一日じつモ忽ゆるがせニス可べカラス。汝な…

40 輔相・議定・參與ヲ登庸シ給ヘル詔 明治天皇(第百二十二代)

輔相ほしょう・議定ぎじょう・參與さんよヲ登庸とうようシ給たまヘル詔みことのり(明治二年五月 明治政覽) 【謹譯】朕ちん惟おもフニ、治亂ちらん安危あんきノ本もとハ、任用にんよう其人そのひとヲ得うルト得えサルトニアリ。故ゆえニ今いま敬つつしンテ…

39 公議所ヲ開イテ國家治安ノ基ヲ建ツルノ勅語 明治天皇(第百二十二代)

公議所こうぎしょヲ開ひらイテ國家こっか治安ちあんノ基もといヲ建たツルノ勅語ちょくご(明治二年二月二十五日 太政官日誌) 【謹譯】朕ちん、將まさニ東臨とうりん、公卿こうけい群牧ぐんぼくヲ會合かいごうシ、博ひろク衆議しゅうぎヲ諮詢しじゅんシ、國…

38 毛利敬親ヲ徵シ給ヘル勅語 明治天皇(第百二十二代)

毛利もうり敬親たかちかヲ徵ちょうシ給たまヘル勅語ちょくご(明治二年二月 法規分類大全) 【謹譯】天下てんかノ大義たいぎヲ明あきらかニシ、朝廷ちょうていノ體裁ていさいヲ正ただシ、爭亂そうらんヲ撥はっシテ、正せいニ反かえスハ、此こレ汝なんじカ先…

37 政治始ニ下シ給ヘル勅語 明治天皇(第百二十二代)

政治せいじ始はじめニ下くだシ給たまヘル勅語ちょくご(明治二年正月 太政官日誌) 【謹譯】朕ちん惟おもんミルニ、在昔むかし神皇じんこう基もちヲ肇はじメシヨリ、列聖れっせい相あい繼つキ以もっテ朕ちんカ躬みニ逮およフ。朕ちん否德ひとく、夙夜しゅく…

36 江戸ヲ東京ト改稱スルノ勅語 明治天皇(第百二十二代)

江戸え どヲ東京とうきょうト改稱かいしょうスルノ勅語ちょくご(明治元年七月十八日 太政官日誌) 【謹譯】朕ちん、今いま萬機ばんきヲ親裁しんさいシ、億兆おくちょうヲ綏撫すいぶス。江戸え どハ東國とうごく第だい一ノ大鎭だいちん、四方しほう輻湊ふく…

35-5 重大時機に當り三策を群臣に諮詢するの詔 孝明天皇(第百二十一代)

重大時機じゅうだいじきに當あたり三策さくを群臣ぐんしんに諮詢しじゅんするの詔みことのり(第五段)(文久二年五月 孝明天皇紀) 其一曰、欲令大樹率大小名上洛、議治國家、攘夷戎、上慰祖神之震怒、下從義臣歸嚮、啓萬民和育之基、比天下於泰山之安。 其…

35-4 重大時機に當り三策を群臣に諮詢するの詔 孝明天皇(第百二十一代)

重大時機じゅうだいじきに當あたり三策さくを群臣ぐんしんに諮詢しじゅんするの詔みことのり(第四段)(文久二年五月 孝明天皇紀) 夫大樹猶弱、何失之有。但幕吏因循偷安、撫馭失術。如是則國家傾覆、可立而待也。朕日憂懼焉。所謂偷一日之安、忘百年之患…

35-3 重大時機に當り三策を群臣に諮詢するの詔 孝明天皇(第百二十一代)

重大時機じゅうだいじきに當あたり三策さくを群臣ぐんしんに諮詢しじゅんするの詔みことのり(第三段)(文久二年五月 孝明天皇紀) 旣而頃日、列藩有獻謀議者。如薩長二藩、殊親來奏事。且山陽・南海・西國之忠士、旣蜂起密奏云。幕吏奸徒日多、正議委地。…

35-2 重大時機に當り三策を群臣に諮詢するの詔 孝明天皇(第百二十一代)

重大時機じゅうだいじきに當あたり三策さくを群臣ぐんしんに諮詢しじゅんするの詔みことのり(第二段)(文久二年五月 孝明天皇紀) 昨臘和宮入關東也、使千種少將・岩倉少將、諭天下大赦之事。且告曰、國政仍舊、大概委於關東。至如外夷之事、則我國一大重…

35-1 重大時機に當り三策を群臣に諮詢するの詔 孝明天皇(第百二十一代)

重大時機じゅうだいじきに當あたり三策さくを群臣ぐんしんに諮詢しじゅんするの詔みことのり(第一段)(文久二年五月 孝明天皇紀) 朕惟方今時勢、夷戎恣猖獗、幕吏失措置、天下騒然、萬民欲墜塗炭。朕深憂之。仰恥祖宗、俯愧蒼生。而幕吏奏曰、近來國民不…

34 故德川齊昭に從二位大納言を贈るの宣命 孝明天皇(第百二十一代)

故こ徳川とくがわ齊昭なりあきに從じゅ二位い大納言だいなごんを贈おくるの宣命せんみょう(文久二年九月 孝明天皇紀) 天皇我詔旨良萬止、故權中納言從三位源齊昭朝臣爾詔倍止勅命乎聞⻝止宣布。素與利文事乎修免、常爾武威乎振比、身乎殆危爾寄勢、力乎治…

33 故織田信長に太政大臣を贈るの宣命 正親町天皇(第百六代)

故こ織田お だ信長のぶながに太政大臣だじょうだいじんを贈おくるの宣命せんみょう(天正十年十月 古文書類纂) 天皇我詔旨良萬止、故右大臣正二位平朝臣信長爾詔陪止勅命乎、衆聞⻝止宣。策一人扶翼之功、敷萬邦鎭撫之德須。允惟朝乃重臣、中興乃良士奈利止…

32 群臣封祿を省約せんことを請へるに報ずるの勅 光孝天皇(第五十八代)

2群臣ぐんしん封祿ほうろくを省約せいやくせんことを請こへるに報ほうずるの勅みことのり(仁和元年六月 三代實錄) 公卿去月八日論奏。以爲、節有陰陽、時無水旱。減撤服御、事非舊章。雖非舊章、下以從上。群臣封錄宜暫析留。嗟呼正朔循環、朕新按馳騖之轡…

31 窮貧者に給復するの勅 仁明天皇(第五十四代)

窮貧者きゅうひんしゃに給復きゅうふくするの勅みことのり(承和五年四月 續日本後紀) 筑前筑後肥前豐後等五箇國、頻年遭疫、死亡者半。蘇息之輩、旣疲造舶。就中擇窮貧者、給復一年。 【謹譯】筑前ちくぜん・筑後ちくご・肥前ひぜん・豐後ぶんご等とうの五…

30 渡舟を增加し浮橋・布施屋を造るの勅 仁明天皇(第五十四代)

渡舟としゅうを增加ぞうかし浮橋うきはし・布施屋ふ せ やを造つくるの勅みことのり(承和二年六月 河海抄) 如聞、東海東山兩道河津之處、或渡舟數少、或橋梁不備。由是貢調擔夫、來集河邊、累日經旬、不得利渉。宜每河加增渡舟二艘。其價直者須用正稅。又…

29 灌漑の偏頗を禁ずるの制 嵯峨天皇(第五十二代)

灌漑かんがいの偏頗へんぽを禁きんずるの制せい(弘仁二十三年七月 類聚國史) 頃日炎旱渉旬、田苗枯損。夫引水漑田、皆從下始。灌漑之事、先貧後富。是則法令立文、時制所明。人情暴慢、猶犯典禮、漑用偏頗、爭訴良繁。宜重下知、特加禁制。 【謹譯】頃日こ…